左官職人になりたい高校生必見!地元で働くメリットとは?

先日、地元の高校にお邪魔して登壇させて頂きました。

2年生の地域探求クラスへ向けて、地元の企業の紹介をする授業。

地域の商工会の方達が集まって、業務内容や企業の取り組みをお話しさせて頂きました。

高校生という進路を考える時に、実際の仕事をしている人からリアルな話が聞ける環境があるって素晴らしいですよね。

桑路建塗の理念や仕事に対する想いを伝えるとても良い機会となりました。

生徒さんの熱い眼差しも嬉しかったです。お声掛け頂きありがとうございました。


左官の仕事は、意外と身近に感じる職業ですが、実際にどんなことをするのか、また、なぜ地元で始めるのが良いのか、イメージしにくいかもしれません。

ということで、今回は高校生にもわかりやすくその魅力や理由を解説します。


左官職人とは?

左官職人の役割

左官職人は、壁や床、外装などの仕上げを行う専門職です。漆喰やモルタルを用いて、建物の美しさや機能を高める役割を担っています。彼らは手仕事で創り上げるため、一つ一つの仕上げに愛情を注ぎます。これにより、地域の建築物が持つ独自の風合いが際立ち、町の景観がより魅力的になります。


技術の習得

左官職人になるためには、基本的な技術を習得する必要があります。最初は見習いとして現場に入り、先輩から直接学ぶことが一般的です。このプロセスで、道具の使い方や材料の特性、施工方法を身につけていくことができるのです。経験を積むことで、自分のスタイルを見つけたり、技術を向上させたりすることができます。


現場での体験

左官職人としての現場経験は非常に貴重です。実際に施工を行うことで、教科書では学べないリアルな状況を体験し、問題解決能力を磨くことができます。また、チームでの作業を通じてコミュニケーション能力も向上します。地域の人々とのふれあいが、仕事への情熱をさらに燃やすでしょう。


我が社でも、高校生を卒業して初めて就職する方でも安心して頂けるよう、新人教育体制をしっかりと整えるようにしています。


【桑路建設塗の新人教育体制】

桑路建塗では、入社後研修期間を設けています。

その期間内に現場配属前に使用する材料や道具などの説明、安全教育などを行なっています。

また、OJT制度があり、現場で先輩が手厚く指導します。

※OJT(On-the-Job Training)とは、職場で実際の仕事をしながら学ぶ方法です。

さらに分かりやすく説明すると、「働きながら学ぶ」仕組みです。


新人職人の1日のタイムスケジュールイメージはこちらのコラムからご覧頂けます。



需要の高い職業

最近では、住宅や商業施設の新築・リフォームが増えており、左官職人の需要も高まっています。特に自然素材や伝統工法への関心が高まり、左官技術の必要性が再認識されています。そのため、若い人材が活躍できる場面が多く、将来性のある職業と言えるでしょう。


クリエイティブな面

左官職人は、ただ作業をするだけでなく、デザインや施工方法を考えるクリエイティブな面もあります。自分のアイデアを形にする楽しさがあり、完成した作品を見ることで達成感を得られます。このような創造的なプロセスが、仕事に対する満足度を高める要素となります。


地元で働くメリット

地域貢献

地元で働くことの最大のメリットは、地域に貢献できることです。地元の建物や景観を手掛けることで、自分の住んでいる場所が美しくなり、人々の生活に直接影響を与えることができます。地元への愛着が深まるとともに、住民からの感謝の言葉が励みになります。

施工事例:アクリエ姫路(2021年 4月)


コミュニティの絆

地元での仕事を通じて、地域の人々との関係が深まります。地域のイベントや活動に参加することで、地元のコミュニティに深く根ざすことができます。このつながりが、仕事をする上での大きな支えとなることも多いです。また、信頼関係が築かれることで、仕事の依頼も増えていくでしょう。

地元の市川町の秋祭りに、毎年参加させてもらっています!


スキルアップの機会

地元では、さまざまなプロジェクトが行われています。新たな技術を学ぶ機会や、異なるスタイルの施工を経験するチャンスが豊富にあります。特に地域に特化した技術や材料を学ぶことで、他の職人との差別化が図れるでしょう。こうした経験は、キャリアを進展させるために大いに役立ちます。



生活の利便性

地元で働くことは、通勤の負担を減らすメリットもあります。通勤時間が短縮されることで、プライベートな時間が増え、仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えるでしょう。また、地元の生活費や物価を把握しやすいため、経済的な管理がしやすいという点も見逃せません。



仕事の多様性

地元の多様なニーズに応じて、様々なタイプの仕事をこなすことができます。住宅の新築からリフォーム、公共施設の施工まで、多岐にわたるプロジェクトに携わることができるため、飽きることがありません。多様な経験が、職人としての幅を広げる要因となります。



左官職人としてのキャリアパス

初期のステップ

左官職人としてのキャリアは、まずは見習いから始まります。最初の頃は、基本的な作業から始め、先輩職人の指導を受けながら技術を磨いていきます。この段階でしっかりと基礎を固めることが、将来的な成功につながります。


技術向上

見習いから少しずつ技術が向上するにつれ、より複雑な作業にも挑戦できるようになります。特に専門的な技術や知識を身につけることで、自分の市場価値を高めることができます。また、資格を取得することで、信頼性や専門性をアピールできるため、就職や転職の際に有利になります。


独立の道

技術が身についてきたら、独立を考えることもできます。自分のスタイルを持った左官職人として活動することで、より自由な働き方が可能になります。また、独自のプロジェクトを持つことができ、地元に貢献しながら自らのブランドを構築するチャンスが広がります。


人脈の構築

キャリアを進める中で、人脈を構築することも大切です。業界のイベントや交流会に参加することで、同業者や他の職種とのネットワークを広げることができます。これが将来的な仕事の依頼やコラボレーションにつながることも多いので、積極的に参加することをおすすめします。


キャリアの多様性

左官職人のキャリアは、現場での作業だけに留まるものではありません。施工管理や営業、教育者としての道も選ぶことができます。自分の適性や興味を考えながら、柔軟にキャリアを構築することができるのが魅力です。



【桑路建設塗のキャリアパス】

弊社では、資格取得のための研修や実習のサポートも行っています。

技能実習生も弊社で活躍しており、スキルや知識が身に付きやすい環境が整っています。

仕事の様子を動画でチェックしたい方はこちらより。



左官職人の将来性

環境への配慮

現代では、環境への配慮が求められています。左官職人としても、自然素材やエコフレンドリーな施工方法を取り入れることで、持続可能な社会に貢献できます。このような取り組みが評価されることで、職業としての価値が一層高まるでしょう。


桑路建塗でも、積極的にSDGsに取り組んでいます。

2023年には、ひょうご産業SDGs認証企業に認定されました。

「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」をモットーに、工事現場における消費エネルギーの削減に積極的に努めています。

伝統技術の継承

左官職人は、伝統的な技術を持つ職業でもあります。若い世代がこの技術を学び、継承していくことは地域文化の保存にもつながります。地元での活動を通じて、伝統的な技術を後世に伝える役割を果たすことができるのも魅力の一つです。


技術革新

技術の進化に伴い、左官職人も新しい材料や施工方法を取り入れています。最新の設備や技術を学ぶことで、より効率的で高品質な施工が可能になります。これにより、他の職人との差別化が図れるのです。


【桑路建塗の技術】

建塗業界は常に進化を求められる分野ですが、当社では技術力の向上に真剣に取り組み、他社との差別化を図っています。その一環として、一般的な左官工事の他に、コンクリート工事や床研磨工事なども承っています。


例:床研磨工事

床研磨とは、文字通りコンクリートを研磨することです。日本の床仕上げは塗ったり貼ったりすることが一般的でしたが、現在はコンクリートの素地を直接研磨する「鏡面仕上げ」が注目されています。床研磨工事で磨き上げた床は光沢感と強度を兼ね備え、汚れもつきにくくお手入れも簡単です。

より高い品質と持続可能な施工を提供することが出来るようになり、お客様からのご依頼が増えています。

桑路建塗では、個人のお客様はもちろんのこと企業様との大規模なプロジェクトの取り扱いも多数あり。

左官の基本的な技術の他、このような専門的な機械の操作技術も身につけていきます。

それにより、仕事の幅を広げることが出来、職人としてのスキルアップも叶います。

「自分が作った建物が世に残る」左官職人の最大の魅力とやりがいを感じながら仕事をして頂けます。

床研磨工事例:アクリエ姫路(2021年 4月)


グローバルな視野

左官職人の技術は、国内外で需要があります。特に日本の伝統技術は、海外でも注目されることが多く、国際的なプロジェクトに参加するチャンスも広がっています。グローバルな視野を持つことで、自分のキャリアの幅を広げることができるでしょう。


職人としての誇り

左官職人として働くことは、誇りを持てる仕事です。自分の手で建物を作り上げ、その成果を実感できることが大きな魅力です。また、職人の技能は決して無駄になることはなく、どんな場面でも役立ちます。このような価値を理解し、日々の仕事に取り組むことで、自己成長が促進されるでしょう。


まとめ

左官職人として働くことは、多くの魅力と可能性に満ちています。地域に根ざした仕事をすることで、コミュニティに貢献できるだけでなく、自己の技術やキャリアを高めるチャンスも得られます。高卒で左官職人を目指すことで、将来的には独立したり、グローバルなプロジェクトに参加したりすることも可能です。これからの時代、左官職人はますます重要な職業となるでしょう。若い世代がこの仕事に挑戦し、職人の技を磨くことで、地域の未来を明るく照らす存在になっていくことを期待しています。





桑路建塗株式会社は一緒に働く仲間を募集しています。


創業から100年以上の歴史ある会社ですが、昔からの伝統工法も守りつつ、常にその時代にあった最新技術と品質向上に情熱を注いできました。


そして、職人のみなさんの成長を大切にし、技術の向上をサポートしています。技能の資格取得には積極的にバックアップし、経験豊かなメンバーがあなたの成長をサポートします。


また、未経験の方も心配ありません。私たちは熱意を重視し、未経験者でも丁寧に指導いたします。先輩の職人が基礎からじっくりと教えてくれますので、安心して取り組んでいただけます。




一緒に素晴らしい左官工事を実現しましょう!お気軽にご応募ください。




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