左官工事とは?その種類とその役割

皆さんこんにちは。兵庫県神崎郡で建築現場における左官工事全般を手掛けている桑路建塗株式会社です。

事業開始から100年、4代にわたり左官業を営んできました。

左官工事は奥が深く建築において重要な役割を果たすため、確かな技術と経験が必要になります。

この記事では、左官工事について種類や役割をご紹介します。


左官工事とは

左官工事とは、建築物内外における壁面や床面、天井面などの美的な外観を作り出す工事のことです。この工事では、モルタル、プラスター、漆喰など様々な材料を使用し、コテや刷毛などの専用の道具を使って、壁や床の表面を均一に塗り固めたり、滑らかに仕上げたりします。丁寧な手作業を必要とする、日本の古来から伝わる技術であり、現代でも多くの建築物に使われています。

昔は大工を「右官」と言い、建物を建てるうえで「右官・左官」は非常に重要で、位の高い職種だったという説もあります。

木造の建物では、右官(大工)が木材を組立、左官が壁に土壁を塗り、仕上を行い建物が完成していました。

左官は現在の建築でも、絶対に欠かすことのできない職種の一つです。工事着工当初~竣工直前まで、一番長く工事に携わっている職種です。ですので工事が完成した時の達成感は格別です。

また、床・壁・屋根などの、建物のすべての箇所に関係していて、建物の出来栄えを左右する重要な工事で、非常にやりがいのある職種です。

さらに近年では、左官仕上げは、意匠性・機能面でも優れているのでクローズアップされてきています。伝統的な漆喰壁(例:姫路城の壁など)・土壁・研出し仕上など他にも様々な仕上げがあります。

左官工事とは、「ものづくり」の原点であり、建築において絶対に欠かすことのできない重要な工事であり、非常にやりがいのある工事です!!


左官工事の種類

左官工事には大きく分けて以下の種類があります。


仕上げ塗り(表面仕上げ)

壁や床の表面を美しく仕上げる作業です。壁面や床面、天井面など主に漆喰、珪藻土、などの仕上げ材料を使って行う左官作業です。

ただ塗るのではなく、コテや様々な道具を使って壁面に表情を付けることもあります。手作業で進めていくので、熟練された職人技とセンスが必要になります。


下地造り(基礎工事)

下地作業では、モルタルやプラスターを均一に塗り、滑らかで平滑な下地を作ります。仕上塗作業の前段階の作業で、非常に重要な作業です。

建物の基礎(土台)となるコンクリート工事やブロック積工事などの工事にも左官の技術が必要です。他にも、サッシまわりのモルタル詰めや、打放しコンクリートの補修などを行います。

壁や床の下地をしっかりと作り上げることが、美しい仕上げの基本です。



左官工事の役割

左官工事は、建物の美しさや耐久性を追求する重要な役割を果たします。

建築プロジェクトにおいて、建築家や施工業者と協力して、顧客の要望に応じた仕上げを提供します。丁寧で正確な作業が求められるため、左官職人は熟練の技術と忍耐力を持っていることが重要です。

大きく分けて以下の二つの役割があります。


1. 美的役割

左官工事は、建物や庭園の美的な外観を作り出す役割があります。仕上げ左官は、建物の外観や内装の美しさを演出し、建物や庭園における芸術的価値を高めます。


2. 構造的役割

左官工事は、建物の構造的役割も果たします。左官下地は、建物の断熱性や防音性など、建物の様々な機能を高めるためにも使用されます。


まとめ

左官工事は、建物や庭園の美的な外観を作り出すための重要な工事です。仕上げ塗り(表面仕上げ)、下地造り(基礎工事)等の種類があり、それぞれが建物や庭園の外観を形作る重要な工程となっています。また、左官工事は、美的役割と構造的役割の両方を果たす役割があります。


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