皆さんこんにちは。
兵庫県神崎郡で建築現場における左官工事全般を手掛けている桑路建塗株式会社です。
左官工事とは、建物の床や壁にコンクリートや漆喰などをコテで塗り上げ、美しい仕上がりを実現する伝統的な技法です。
その技術は、職人の手によって受け継がれ、日々新たな進化を遂げています。そんな中で、桑路建塗に入社して間もない新人作業員が、どのように現場で成長していくのか、その一日をご紹介します。本記事では、彼らの挑戦や不安、そして成長の軌跡を追いながら、桑路建塗の魅力と左官工事の奥深さをお届けします。
■新人作業員の一日スケジュール
新人作業員の一日は、朝の早い時間から現場に集合し、朝礼やミーティングを通じて安全確認と作業内容の確認を行います。
そして、材料運びや道具の準備から始まり、実際の左官作業に挑戦します。途中休憩を挟みながら、先輩職人の指導を受けつつ、一日を通して少しずつ技術を学び、成長していきます。
このスケジュールを通して、現場での具体的な一日の流れを見ていきましょう。
・一日のスケジュール
8:00 朝礼
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8:15〜危険予知活動ミーティング
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8:30〜作業開始(材料運びなど)
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10:00〜休憩
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10:30〜継続作業(余裕があればコテ塗作業します。)
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12:00〜お弁当
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13:00〜継続作業(余裕があればコテ塗作業します。)
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15:00〜休憩
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15:30〜翌日の段取り(先輩とペアになって、指示を受けながら覚えて行きます。)
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17:00 作業終了
一日のスケジュールを通じて、掃除や材料運びから始まり、機会があればコテを使った初歩的な作業にも挑戦します。現場ごとに作業内容は異なりますが、桑路建塗ではベテラン職人の丁寧な指導のもと、着実に技術を身につけられるよう環境を整えています。
■左官工事業界のメリットとデメリット
左官工事業界には、独自の魅力とともに挑戦すべき点があります。新人作業員としてこの業界に飛び込む際には、そのメリットとデメリットをしっかりと理解することが重要です。
・メリット
メリットの一つとして挙げられるのは、職人技を身につける楽しさと充実感です。左官工事は、建築物の基礎部分を形作る非常に重要な役割を担っています。コテを使って材料を塗り上げ、壁や床を美しく仕上げる技術は、一朝一夕には習得できないものです。それだけに、技術が上達する喜びや、作品として形に残る達成感はひとしおです。自分の手がけた仕事が完成し、それが長く残ることは大きなやりがいを感じる瞬間です。
また、左官工事業界では多様な現場経験を積むことができ、職人としての成長機会に恵まれています。一つの現場だけでなく、さまざまな建築物や建設現場での経験を積むことで、多角的な技術や知識を身につけることが可能です。それぞれの現場には独自の課題と特色があり、それを克服しながら成長していく過程は、非常にエキサイティングなものです。また、職人同士の情報交換や交流を通じて、新たな発見や技術の向上を図ることもできます。
・デメリット
左官工事は体力を要する作業が多く、特に新人作業員にとっては体力的な負担が大きいと感じることがあります。材料、重機材の運搬など、力仕事が頻繁に発生するため、持久力や筋力が求められます。また、天候に左右されることもあり、厳しい環境下での作業も少なくありません。これらの条件が、新人にとって大きなハードルとなることがあります。
■新人作業員が抱く現場での不安とは
新人作業員が初めて左官工事の現場に立つとき、多くの不安や戸惑いを感じるものです。まず、未知の作業に対する不安と期待が入り混じります。左官工事は伝統的な技術であり、その技法を初めて目の当たりにする新人にとっては、まさに新しい世界の扉が開かれる瞬間です。しかし、その一方で「自分に本当にできるのだろうか?」という不安も強く襲ってきます。
道具の使い方や技術の未熟さに対する不安も大きいです。コテの使い方一つを取っても、その持ち方や動かし方、力の入れ具合など、細かなテクニックが求められます。新人にとっては、多くのことを一度に学び取る必要があり、これが大きなプレッシャーとなります。道具を思うように扱えない、不器用な動きに焦りを感じることもあるでしょう。
また、作業のスピードと質に関するプレッシャーも新人には重くのしかかります。左官工事は時間との戦いでもあり、迅速かつ丁寧に仕上げることが求められます。早く作業を進めようとすると、どうしても粗さが出てしまい、丁寧にやろうとすると時間がかかる。このジレンマに苦しみながら、少しずつバランスを見つけていかねばなりません。
新人が現場での人間関係に対しても不安を抱くことが少なくありません。特に初対面の先輩職人や他の作業員と協力しながら仕事を進める中で、自分がチームの一員として認められるかどうかという心配があります。しかし、桑路建塗ではこうした新人の不安を汲み取り、ベテラン職人がしっかりとサポートしてくれる環境が整っています。不安を一つひとつ乗り越えることで、新人はやがて自信を持ち、一人前の職人へと成長していきます。
■あなたが成長を感じる瞬間
左官作業の魅力は、新人作業員が自分の手で形を作り上げる過程そのものにあります。初めてコテを握り、材料を塗るとき、その感触は一生忘れられないものになります。自分の手から生まれる形、手ごたえを感じる瞬間は、まさに職人にとってのやりがいそのものです。この達成感と満足感が、毎日の作業に充実感を与えてくれます。
技術を磨くプロセスもまた、左官作業の魅力の一つです。日々の作業の中で、先輩職人たちから学び取る技術やコツは、まさに宝の山です。一つひとつの作業を繰り返しながら、少しずつ上達していく過程は、まるで自分が職人としての道を切り開いていくような感覚です。材料の配合や扱い方、コテの動かし方など、技術を習得するごとに自分の腕が上がっていくのを実感します。
特に初めて成功体験を味わったときの感動はひとしおです。例えば、コテでの仕上げ作業が初めてきれいに決まった瞬間と声が出るほどの喜びが湧き上がります。この成功体験が、自信につながり、さらなる挑戦を後押ししてくれるのです。そして、その一歩一歩の成功が積み重なり、大きな成長へとつながっていきます。
また、先輩職人からの励ましと称賛も、新人作業員にとっては大きなモチベーションとなります。初めての作業が上手くいったとき、先輩から喜びの声をかけられる瞬間の嬉しさは格別です。このような職場の温かい雰囲気が、成長を後押しし、やる気を引き出してくれます。
新人としての毎日は確かに大変です。しかし、その分、日々の進歩を実感できる喜びもまた大きいものです。桑路建塗は「ものづくり」は「人づくり」だと考えています。現場で感じる成長の手応えは、新人作業員にとって何よりの財産であり、一生の宝となるでしょう。
■現場スタッフはどんな時にやりがいを感じている?
どの業界においても一人前になるには膨大な時間と練習が必要になります。自分の技術が確立されるまで、思い通りにいかないことによる不安や挫折を経験して一人前になるでしょう。
不安や挫折から立ち直るためには日々の達成感ややりがいを感じてモチベーションを保つことが第一に考えられます。桑路建塗のスタッフたちは、日々の作業を通じて多くのやりがいを感じています。それぞれの職人がどのような瞬間に最も満足し、達成感を得ているのかを紐解くことで、この仕事の魅力を一層深く理解することができます。
Aさん
現場が完成することも嬉しいですが、一番の喜びはお客様が満足してくれる瞬間です。自分が施工した床が美しく仕上がり、お客様が「わあ!」と感嘆の声を上げた時の感動は今でも鮮明に覚えています。
Bさん
技術の向上だけでなく、自分自身の成長も大いに感じています。職場での様々な経験を通じて、スキルだけでなく、人間的にも大きく成長することができました。
職人たちが現場で感じるやりがいは、まさに彼らの努力と情熱が実を結ぶ瞬間そのものです。こうした経験が、技術の向上だけでなく、人間的な成長にも繋がるのです。桑路建塗はこれからも、職人たちが誇りを持って働ける環境づくりを目指し続けます。
■まとめ
新人作業員たちが成長していく様子や、左官工事業界の魅力と課題についてお伝えしてきました。
左官業界に関わらず新しい環境に飛び込むのは、不安でいっぱいかと思います。ですが、それを支えるのが会社の勤めであり私達先輩社員の義務です。ベテラン職人のサポートや充実した教育体制を整えている桑路建塗では、若手の育成に力を入れています。
左官工事を通じて技術を磨き、自信を持って仕事に取り組むことで、かけがえのない経験と成長を手に入れてもらいたいと考えているため、これからも桑路建塗は確かな技術と情熱を持つ職人たちと共に、未来を切り開いていきます。
応募は「コチラ」から