【床修繕】工場の脱炭素施策は「床」から!塗り床をやめてCO2を削減する3つの理由

工場の環境対策を任され、次に何をすべきか頭を抱えていませんか。

照明の切り替えや太陽光パネルの設置など、わかりやすい施策は一通り終わってしまった。けれども会社からは、さらなる二酸化炭素の削減を求められる。広大な工場を見渡しながら、ため息をつきたくなる場面があるかもしれません。


なぜ、新しい施策が見つからないのでしょうか。

それは、新しい設備を導入することばかりに目が向いているからです。


では、どこに目を向ければよいのでしょうか。

答えは、皆さんが毎日歩いている工場の「床」です。


普段何気なく使っている緑色や灰色の塗り床。剥がれや汚れが目立ち、数年おきに修繕工事をしていませんか。実は、この定期的な床の塗り直しこそが、大量の二酸化炭素と産業廃棄物を生み出す原因になっています。


床の修繕方法を見直すだけで、工場を稼働させながら確実な脱炭素施策を実行できるのです。多くの企業が見落としている床の環境負荷と、それを解決する方法をお伝えします。


【要点まとめ】

  • 工場の脱炭素施策は新しい設備導入だけでなく維持管理にヒントがある
  • 定期的な塗り床の修繕は二酸化炭素と廃棄物を排出する盲点となっている
  • 床の仕上げを研磨に変えることで環境負荷と維持費を同時に削減できる

【目次】

  • 盲点となる環境負荷。従来の塗り床が抱える二酸化炭素と廃棄物の問題
  • 脱炭素施策の新たな選択肢。床コンクリート研磨工事というアプローチ
  • 環境に優しいだけじゃない。圧倒的なメンテナンスフリーによるコスト削減
  • 脱炭素に貢献する高品質な床づくりは下地からの一貫管理が鍵
  • 次世代の工場運用へ。床の見直しから始める実効性の高い脱炭素施策




■盲点となる環境負荷。従来の塗り床が抱える二酸化炭素と廃棄物の問題


・気づきにくい修繕時の環境リスク

工場で広く使われている樹脂製の塗り床は、導入しやすく見た目もきれいなため、多くの企業で採用されています。しかし、年月が経つとどうしても塗装が剥がれたり、フォークリフトのタイヤの摩擦で削れたりしてしまいます。

そのまま放置すると作業の安全性に関わるため、数年ごとに床の修繕工事を行うことになります。この当たり前のように行われている修繕作業の裏側に、実は大きな環境リスクが潜んでいます。



・定期的な塗り替えが生み出す二酸化炭素

塗り床の修繕では、まず古くなった塗料を専用の機械で削り落とします。この剥がし作業で大量の電力や燃料を消費し、二酸化炭素を排出します。

次に、削り取った古い塗料はすべて産業廃棄物として処理され、焼却や埋め立てが行われます。そして、新しい塗料を再び床に塗りますが、この塗料の製造や運搬の過程でも多くのエネルギーが使われています。



・現在の床の状況を確認するチェックリスト

あなたの工場の床が、環境負荷の高い修繕ループに入っていないか、以下の項目で確認してみてください。

  • 床の塗装がめくれたり、ひび割れたりしている場所がある
  • フォークリフトの通路だけ塗装が剥げてコンクリートが見えている
  • 過去5年以内に、工場内のどこかで床の塗り直し工事を行った
  • はがれた塗膜の破片が工場内に落ちていることがある
  • 床の汚れが落ちにくく、清掃に時間がかかっている

もし一つでも当てはまる項目があれば、近い将来、再び大規模な修繕工事が必要になる可能性が高い状態です。そしてその工事のたびに、企業が減らそうと努力している二酸化炭素と廃棄物が工場から生み出されてしまうのです。




■脱炭素施策の新たな選択肢。床コンクリート研磨工事というアプローチ


・塗るのではなく磨くという逆転の発想

塗り床の修繕ループを断ち切り、二酸化炭素の排出を抑えるにはどうすればよいのでしょうか。その答えとして近年注目されているのが、床のコンクリート自体を磨き上げる研磨工事です。

これは、コンクリートの上に何か新しい素材を被せるのではなく、元からあるコンクリートの表面を専用の機械で削り、鏡のように滑らかになるまで磨き上げる技術です。化学的な塗料に頼らない、環境に配慮した新しい床の仕上げ方として、多くの企業が取り入れ始めています。



・廃棄物ゼロを実現する環境への配慮

コンクリート研磨の最大の魅力は、産業廃棄物を劇的に減らせることです。一度磨き上げたコンクリートの床は、表面が非常に硬く緻密になるため、樹脂の塗り床のようにペラペラと剥がれることがありません。

つまり、将来的に古くなった塗装を剥がして捨てるという作業自体が発生しなくなります。廃棄物が出ないということは、それを処理するためのエネルギーも不要になり、工場全体から排出される二酸化炭素を大幅に削減することにつながります。



・既存の床を最大限に活かすサステナブルな選択

さらに、この工法は新しく建てる工場だけでなく、何十年も稼働している古い工場にも適用できます。今あるコンクリートの床をそのまま活かして強度を高めるため、新しい建築資材を大量に投入する必要がありません。

使えるものを長く大切に使うという考え方は、まさに持続可能な社会を目指す環境対策の基本です。脱炭素施策に行き詰まりを感じている担当者にとって、足元のコンクリートを磨くという選択は、実行しやすく効果の高い画期的なアプローチと言えるでしょう。




■環境に優しいだけじゃない。圧倒的なメンテナンスフリーによるコスト削減



・現場が喜ぶ日々のメンテナンス軽減

環境への貢献が素晴らしいことは分かったけれど、日々の業務や予算にはどう影響するのだろうか。そんな疑問が頭をよぎりませんか。

いくら二酸化炭素を削減できても、現場の負担が増えたり莫大なコストがかかったりしては、社内の理解を得ることはできません。

実は、床のコンクリート研磨は、環境担当者だけでなく工場で働く現場のスタッフにも大きなメリットをもたらします。表面を滑らかに磨き上げた床は、フォークリフトのタイヤ痕がつきにくく、油汚れなども簡単に拭き取れるようになります。これまで清掃に割いていた時間と労力が大幅に減り、従業員が本来の業務に集中できる快適な環境が生まれます。



・ライフサイクルコストの劇的な改善

では、費用面でのメリットはどうでしょうか。

初期費用だけを見ると、塗り床のほうが安く済む場合があります。しかし、工場は何十年も使い続けるものです。塗り床は数年おきに剥がしと再塗装の修繕費用がかかり続けますが、研磨仕上げの床は一度施工すれば半永久的に機能が持続します。

長い目で見ると、定期的な修繕費やそれに伴う廃棄物処理費がかからない研磨仕上げは、ライフサイクルコストを劇的に押し下げます。環境に優しい施策はコストがかさむという思い込みを覆し、維持費の削減という明確な経済的利益をもたらすのです。



・稼働停止リスクを回避するメリット

もう一つ忘れてはならないのが、修繕工事に伴う工場の稼働停止という見えないコストです。

塗り床の修繕中は、そのエリアの作業を止めたり、機械を移動させたりしなければなりません。生産計画に影響を与え、納期遅延のリスクさえ生じます。メンテナンスフリーの床を手に入れることは、こうした稼働停止の不安から解放されることを意味します。環境を守りながら、工場の生産性と利益を守る。それこそが、コンクリート研磨が選ばれる最大の理由なのです。




■脱炭素に貢献する高品質な床づくりは下地からの一貫管理が鍵



・表面だけではない本質的な強度づくり

メンテナンスフリーで環境に優しい床を実現するためには、ただ表面を機械で磨けばよいというわけではありません。

では、長寿命で美しい床を作るための本当に大切なポイントは何でしょうか。

それは、目に見えないコンクリートの「下地」にあります。どれほど高性能な研磨機械を使っても、元となるコンクリートにひび割れや空洞、強度のばらつきがあれば、本来の性能を発揮することはできません。長期間にわたって剥がれず、二酸化炭素の排出を抑え続ける床を作るには、コンクリートそのものの状態を整える下地造りの工程が何よりも重要なのです。



・長寿命を支える職人の見極めと技術

下地の状態は、工場の築年数や過去の使われ方によって千差万別です。

気温や湿度、コンクリートの水分量などを正確に見極め、最適な補修材を選んで平らに仕上げるには、熟練した職人の技術が不可欠です。多くの優良な企業では、表面の研磨作業だけでなく、この基礎となる下地造りから一貫して自社で管理し、施工を行っています。確かな技術を持つ職人が最初の段階から責任を持つことで、はじめて何十年も長持ちする持続可能な床が完成するのです。



・信頼できるパートナー選びの重要性

工場の脱炭素施策として床の研磨を検討する際は、機械の性能だけでなく、下地から仕上げまでをトータルで任せられる業者を選ぶことが成功の鍵となります。

環境問題への理解が深く、確かな技術力で長寿命の床を提供できるパートナーを見つけることができれば、社内での脱炭素プロジェクトは大きく前進するはずです。まずは、床の研磨技術や環境への取り組みについて、信頼できる専門業者の情報を集めてみてはいかがでしょうか。


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■次世代の工場運用へ。床の見直しから始める実効性の高い脱炭素施策



・足元から始まる企業の環境貢献

新しい設備を導入することだけが、脱炭素施策ではありません。

毎日歩いている工場の床を見直し、不要な修繕ループを断ち切ることで、二酸化炭素と産業廃棄物を大幅に減らすことができます。さらに、メンテナンスフリーによる維持費の削減や、清掃の手間を省くことによる労働環境の改善など、現場にとっても経営にとっても嬉しい効果が期待できます。

環境対策に行き詰まりを感じていたあなたにとって、足元のコンクリートを磨くという選択は、次への大きな突破口になるはずです。



・未来に向けた一歩を踏み出すために

持続可能な工場運営は、小さな気づきと行動から始まります。

まずは、現在の床がどれほどの環境負荷やコストを生み出しているのか、現状を把握することから始めてみませんか。専門家の視点を入れることで、これまで気づかなかった課題や新しい解決策が見えてくるかもしれません。次回の長期休暇などのタイミングに向けて、環境に配慮した新しい床づくりを検討してみてください。あなたの工場が、よりクリーンで生産性の高い空間へと生まれ変わることを応援しています。


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