【社員インタビュー②】左官とスポーツは同じ⁉ 意外な共通点を持つ「職人」と「オリンピック選手」

皆さんこんにちは。

兵庫県神崎郡で建築現場における左官工事全般を手掛けている桑路建塗株式会社です。


フランスの首都パリで熱戦が繰り広げられた、パリ2024オリンピックが閉幕しましたね。

世界中から集まった選手たちが限界に挑み夢を追い求めた姿に、何度も心を打たれました。

汗と涙を流しながら戦い抜き感動を届けてくれた選手たちに、心からの感謝と敬意を表したいと思います。


さて、職人とオリンピック選手、一見異なる二つの職業ですが、それぞれの道で頂点を目指す方々の姿勢には、共通する要素が見られます。アスリートが一分一秒を縮めるために努力し、細やかなフォームにこだわる姿は、職人が一つの施工に対して高い集中力を保ちながら細部にまでこだわる姿勢と共通しています。

今回は、そんな彼らの共通点について弊社の従業員にインタビューも行いながら深掘りしてみました。




■ 技術を磨き続ける厳しさ

両者ともその道の達人ですが、どのようにして技術を磨き続けるのか。日常の習慣や練習方法に多くの共通点があります。


オリンピック選手は、日々のトレーニングによって技を磨いています。例えば、陸上競技の選手は朝早くからトレーニングを始め、時間をかけて自分の体力と技術を向上させます。ランニングや筋力トレーニング、さらには競技特有のスキルを磨くための練習が、毎日のルーティンです。彼らもまた、日々の小さな努力が大きな成果につながると信じているのです。


職人も同様に、一つの作品を完成させるために膨大な時間をかけます。例えば、壁を塗る材料を仕込む段階からその日の気温、壁の材質を考慮し、その後の壁を塗る工程にも細心の注意を払いながら進めなければなりません。壁を塗る工程においても長い年月を掛けて練習を重ね、初めて均等な薄さで塗る事ができるのです。彼らの仕事には、材料の仕込みと膨大な練習時間が必要であり、その積み重ねが完成度を高めているのです。




■精神的な強さと忍耐力が成功へと導く

彼らが日々の厳しい訓練や作業を乗り越え、自らの限界に挑み続けるためには強い精神力と忍耐力が必要です。この精神的な強さと忍耐力が、彼らを成功へと導く重要な要素となっています。


オリンピック選手は、精神的な強さが必須です。競技において、時には怪我や敗北といった大きな壁を乗り越えるために、強い意志と忍耐力を持たなければなりません。例えば、マラソン選手が目標タイムを達成するために、辛い練習を積み重ねる姿勢はまさにその一例です。彼らは、長い競技生活を続ける中で、何度も心が折れそうになる瞬間を経験しますが、それでも諦めずに前進し続ける強さを持っています。


職人も同様に精神的な強さが必要になります。職人は、一つの技術を極めるために何十年もかけて研鑽を積みます。例えば、左官職人が均等な厚さで壁を塗るには最低でも5年は修業が必要になります。長い間修行を行うため時には失敗や挫折を経験は避けられないため、それを乗り越えるための精神力が必要です。職人は、一つの作品が完成するまでの長い工程に耐えぬき、完成に向けてひたむきに努力し続けます。


職人とアスリートの精神的な強さは、長いキャリアを支える重要な要素です。技術の習得や競技においては、短期間で結果が出るものではなく、日々の積み重ねが必要です。職人が長年かけて技術を磨き上げるように、オリンピック選手もまた長い年月をかけて競技力を向上させているのです。




■辛い中でも極め続ける理由

職人やオリンピック選手が日々の厳しい練習や作業を乗り越え続ける原動力は何でしょうか?それは、「つらい」だけではなく、「やりがい」と「達成感」を感じられるからです。大変な仕事は単なる辛さではなく、自己成長や社会貢献に繋がるからこそ、彼らはその道を極め続けるのです。


仕事には計り知れないやりがいがあります。職人が一つの作品を完成させるまでには、多くの試行錯誤と努力がありますが、その過程で味わう達成感は格別です。同様に、オリンピック選手も目標を達成した瞬間には大きな達成感を味わいます。その達成感はそれぞれが自分の限界を越えた証となり、自己成長の実感を得られるのです。


また、大変な仕事に取り組むことで、自分自身の成長だけでなく、社会貢献にも繋がります。職人が手がけた建築物は、長い年月を経て多くの人々に愛され、次の世代に伝えられていきます。オリンピック選手が達成した記録や名誉は、多くの人々に希望と勇気を与え、スポーツの振興やその後の選手の未来に繋がります。仕事の困難さは、そのまま社会への大きな貢献として実を結びます。


そして、何よりも彼らはその道を極めることで、自分自身の中に大きな実績を残します。長年にわたる努力が結晶として形になる瞬間、それは確固たる自信と誇りにつながります。それは他者に評価されることもありますが、自分自身にとってもかけがえのない大きな財産となるのです。


「大変な仕事=辛い」ではなく、「大変な仕事=自己成長や社会貢献」という図式が成り立ちます。彼らが極め続ける理由は、「つらい」を乗り越えた先にある「やりがい」と「達成感」、そして自らの努力の結晶を味わうことができるからなのです。




■実際に桑路建塗で働いている職人にインタビュー!

このように一つの道を極める厳しさは職人もオリンピック選手も共通点があります。今回は弊社の左官職人である森山さんにインタビューを行いました。

左官歴19年という一つの道を極めた職人として今後はどのような目標を掲げているか伺ってみたいと思います。




森山 充さん(37才)

入社歴: 中途入社8年目 左官職人歴19年



Q.普段のお仕事の内容を教えてください。

A.左官工事を行っています。

今は職長として、安全・品質・工程や人員管理をしています。



Q.なぜ入社しようと思いましたか?

A.元々は現場の応援で何度か伺った事がきっかけでした。大型の現場に多く携わっていて、とてもやりがいを感じました。


また、尊敬する職人さんがいましたので、一緒に働きたいと思ったのが大きな理由ですね。



Q.実際に入社してみてどうですか?貴社はどんな会社ですか?

A.想像以上に現場は大変でしたが、とてもやりがいを感じています!



Q.働いていてよかった事、嬉しかった事、やりがいを教えてください。

A. 技量はもちろん、自分自身の成長を強く実感しています。職場での様々な経験を通じて、スキルだけでなく、人間として大きく成長することができました。



Q.逆に辛かった事、大変だった事はありますか?

A.職長としての責任があるので、現場監督や他社様とのやり取りが大変に感じることがありますね。現場の下調べや、関わる人達とのコミュニケーションを密に取るように普段から心掛けています。



Q.どんな人が向いている会社(仕事)だと思いますか?またはどんな人材を求めていますか?

A.やる気がある人が向いていると思います。不器用でも一生懸命働ける人、そしてコミュニケーションが取れる人を求めています。それができればどんな困難も乗り越えられるのではないでしょうか。



Q.今後の目標をおしえてください。

A.Jr.マイスターを取得して、最終的にはマイスターへ昇格したいと考えています。自分のスキルや知識を更に深め、より専門的な業務に従事できるようになりたいですね。

あと、将来的には独立して自分の会社を経営したいです。自分の意見やアイディアを実現して、会社を成長させることで社会に貢献したいと考えています。




■まとめ

如何だったでしょうか?

職人とオリンピック選手は、一見異なる世界に身を置きながらも、数々の共通点を持っています。彼らの真剣な姿勢から、私たちも多くのことを学ぶ機会があるのではないでしょうか?


何事にも全力で取り組む姿勢は、目指すべき姿そのものです。彼らが教えてくれるのは、夢や目標に向けて全身全霊をかけること、日々の積み重ねが大きな成果を得られるということ。職人の技やアスリートの活躍から、私たちも多くのヒントを得ることができるのです。




桑路建塗株式会社は一緒に働く仲間を募集しています。

創業から100年以上の歴史ある会社ですが、昔からの伝統工法も守りつつ、常にその時代にあった最新技術と品質向上に情熱を注いできました。

そして、職人のみなさんの成長を大切にし、技術の向上をサポートしています。技能の資格取得には積極的にバックアップし、経験豊かなメンバーがあなたの成長をサポートします。

また、未経験の方も心配ありません。私たちは熱意を重視し、未経験者でも丁寧に指導いたします。先輩の職人が基礎からじっくりと教えてくれますので、安心して取り組んでいただけます。


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