【実は建設業界が熱い?】需要の増加と若者が期待する建設業界の未来とは?

皆さんこんにちは。


兵庫県神崎郡で建築現場における左官工事全般を手掛けている桑路建塗株式会社です。


皆さんは建設業界にどのようなイメージを持たれていますか?よく「建設業界は厳しい」「3K」「給料が低い」と聞かされますが、そのような一面ばかりではないのが実態です。古い固定観念をお持ちかもしれませんが、実はこの業界、皆さんが思っているよりもずっと良く、これから働く若い方たちにもオススメできる環境なんですよ。




■建設業界の現状




・人手不足と高齢化の深刻化

建設業は、深刻な人手不足と高齢化という課題に直面しています。国土交通省の調査によると、2023年の建設業就業者は約482万人で、1995年と比べて約200万人減少しています。また、建設業就業者の平均年齢は50.7歳と、全産業平均(43.9歳)を大きく上回っています。



・建設投資額の増加

一方で、近年は建設投資額が徐々に増加しています。2023年の建設投資額は、約70兆円で、21年が68兆円、22年が69兆円となっているため年々需要は増加しています。これは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うインフラ整備などの影響によるものです。



・防災意識の高まり

また、日本のような地震多発国では、建築規制が厳しく、新たな建設業界のトレンドとして「防災」という概念が強く取り入れられています。また、世界の他の地域でも、津波や台風などの自然災害から命と財産を守ることが急務となっています。

このような背景から、建設会社や設計事務所は、最新の耐震素材の使用、避難経路の最適化、災害時に役立つスマートテクノロジーの導入といった、革新的なアプローチを積極的に採用しています。今後も、災害リスクを減らすための新しいアイディアが求められることでしょう。


建設業界の需要が高まる一方で、人材不足などの理由から供給が追い付いてないのが建設業界の現状ともいえます。




■建設業の需要と供給を調和させるためには?


まず、建設工事業者の養成が急務です。現代の建設プロジェクトでは、エコな材料の利用、エネルギー効率の高い設計、そして高度な技術が求められます。従って、若者たちにはこれらの最新知識とスキルを修得する機会を提供することがカギになります。


次に、労働環境の改善が不可欠です。良好な労働条件を整えることで、若者たちが建設業界に魅力を感じ、持続可能なキャリアを築くための第一歩となります。

さらに、テクノロジーの積極的な導入も重要です。デジタル化、自動化、AIの活用によって、作業の効率化を図りつつ、過剰な肉体労働を軽減することが可能です。これにより、より戦略的かつ創造的に業務に従事できるようになるでしょう。




■実は建設業界が熱い?




・給料は低くない

業界イメージとして、安い給料で働かされるイメージがあるかと思います。

ですが、建設業界の平均年収は約567万円で、1ヶ月あたりの給与平均は約38.1万円です。

他の業界と比較しても、建設業界の給与は高い部類に入ります。


業種別にみても全産業の平均給与よりも高いことがわかります。

電気工事士:約430万円

鳶職:約500万円

建築士:約600万円


企業ごとの給与差はありますが、大企業ほど給料が高く、小さな企業ほど給料が低い傾向があります。


また現場作業員だけでなく、施工管理技士や土木工学者、建築士など、高度な資格を持った作業員は業界内で高い評価を受けています。これらの資格を持つ者は、より高いレベルの設計や管理能力を要求されるため、それに見合う給与を受け取っています。



・建設業界で働く若者は年々増加している

建設業への新規学卒入職者(高卒、大卒者など)は2020年から2022年までに4万人以上いることが分かっています。


少子化の中でも、10年前から5000人増加しており、人手不足だと言われる建設業界にも若者はしっかり入ってきていることがわかります。


若者たちは建設業界の将来性から、自分たちのキャリアを築く場として見出しているようです。建設業は手に職をつけられるだけではなく、専門技術を身に付けながら学び続けることができる職種であると捉えられています。さらに、多くの企業が若手育成を意識した研修プログラムやインターンシップを積極的に提供しており、実践的な経験と学びの場を若者に提供していることも、業界への関心を高めています。



・需要は上がり続けるため、技術があれば安定した収入が得れる

建設業界の需要は今後も上がり続けます。住宅、商業施設、インフラ整備など、様々な分野で新たなプロジェクトが次々に生み出されているのです。この絶え間ないニーズは、建設業界が担う社会基盤の構築と維持管理に不可欠であり、高度な技術力を持った人材への需要が拡大しています。


そのため、専門技術や資格を持つ労働者は、職を得やすく、安定した収入を望める状況にあります。未経験でもしっかりと現場経験を積むことで、自身のキャリアアップが見込めます。経験豊富な技術者、特に施工管理技士、土木工学者、建築士などの資格を保有するプロフェッショナルは、幅広いセクターで活躍するチャンスを有しており、特定の企業やプロジェクトに依存することなく、職を選べる立場にすらあります。




■建設業界の未来への期待



若者たちはまた、多様性のある建設業界を期待しています。現場の監督、設計、プロジェクト管理、および建設コンサルタントなど、業界内での移行がしやすく、長いキャリアを形成するための選択肢が潤沢にある事も建設業界の一つの魅力でもあります。


建設業界に期待される未来は、トレンドを包括的に捉え、若者たちの野心と社会の進歩に貢献する分野の成長です。テクノロジー、サステナビリティ、収益性、キャリア機会のそれぞれに対する注目が、この業界の新しいイメージを形成しており、若者にとって魅力的な選択肢となっているのです。未来を担う若い世代が建設業界に期待するのは、単に建築物を建てること以上の、社会に対する貢献と自己実現の可能性なのです。


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■まとめ

如何だったでしょうか。

過去のイメージに留まらず、現状の課題を乗り越え、多様な機会と技術の進展が若者たちを新たなステップへ導くことに繋がります。

人手不足といった問題も否めませんが、それはまた、熱意ある新しい人材にとっては大きなチャンスでもあるのです。給与の面でも建設業界は競争力があり、安定した収入を提供することができる職種として見直されています。


未来を築く手がかりを持ち、防災やエコなどの社会的視点から新たな価値を産み出してくれる若者たちこそ建設業界の宝と言えるのです。若者が期待をもって建設業界に飛び込めるよう私達も業界を変えていかなければなりませんね。



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