皆さんこんにちは。
兵庫県神崎郡で建築現場における左官工事全般を手掛けている桑路建塗株式会社です。
高卒で働く理由は、「早く独立したい」「進学出来るほど経済的に余裕がない」など様々です。大卒より早く社会人としての第一歩を踏み出す貴重な機会であることは間違いなく、高卒でしか経験できないこともあるでしょう。
しかし、それと同時に「高卒で働いてして良いのか」「将来が不安」など、様々な不安や疑問を抱えるのも事実です。
今回は建設業の職人として働くことを前提に、高卒で働くことについてお話していきます。
高卒で働くことへの不安
まず、将来への不安が挙げられます。
大卒と比較して、高卒は昇進などの機会が少ないイメージを抱く方が多いのではないでしょうか?また専門的な知識やスキルを身につける機会が、進学した人と比べて少ないため、将来が想像しにくいと感じる人もいるでしょう。
次に、収入面への不安です。一般的に、高卒の初任給は大卒よりも低く設定されており、年齢とともに給与が上がらないケースも少なくありません。生活していく上で十分な収入を得られるのか、将来の結婚や出産などイベントに備えられるのか、不安を抱くのは当然です。
そして、採用条件として大卒以上の学歴を求めている会社が多く存在します。これは、学歴が一定の知識や能力の証明とみなされてしまうためです。高卒者は、応募時点で学歴によって選択肢が狭められる可能性があります。
会社が高卒を採用する時に求めることは?
積極性と素直さ
指示を待つのではなく、自ら考え行動できる積極性と、新しいことを学ぶ姿勢の素直さは、高卒人材にとって大きな強みとなります。
協調性とコミュニケーション能力
チームワークが重要な職場で活躍するためには、周囲と協力し、円滑なコミュニケーションを取ることが求められます。
体力と忍耐力
体力が必要となる仕事も多いため、健康な体と、困難な状況にも耐え抜く忍耐力は重要な要素となります。
責任感と誠実さ
責任感を持って仕事に取り組み、最後までやり遂げる誠実さは、どの企業にとっても重要な資質です。
向上心と学び続ける姿勢
常に新しい知識や技術を学び、向上心を持ち続ける姿勢は、将来性のある人材として評価されます。
最初から完璧に仕事をこなせる人は滅多にいません。どんなに完璧に仕事できる人も、最初は未経験から始まります。
そのため、会社が採用時に求めていることはコミュニケーション能力、責任感、正確性、協調性、継続力など、様々な人間力です。これらの能力は、誰にでも身につけることができます。
高卒で働くメリット
早く社会人経験を積める
高卒で就職すれば、大学進学する人よりも4年早く社会人として働き始めることができます。これは、社会人としてのスキルや経験を早く積み、キャリアアップに繋げられるという大きなメリットです。特に、専門性の高い職種に就けば、若いうちから責任のある仕事を任されることも多く、実力を磨く絶好の機会となります。
固定観念にとらわれず、柔軟な発想で仕事に取り組める
高卒で就職する人は、大学進学という選択肢を選ばずに、自分の意志で社会人としての道を歩み始めます。そのため、固定観念にとらわれず、柔軟な発想で仕事に取り組むことができるという強みがあります。
若いうちから様々な経験を積み、自分自身を成長させることができる
高卒で就職すると、大学進学よりも早い段階で様々な経験を積み、自分自身を成長させることができます。仕事を通して、人間関係の構築、目標達成、問題解決など、様々なスキルを身につけることができます。また、若いうちから様々な経験を積むことで、自分の適性や興味を見つけるきっかけにもなります。
職人の世界に学歴は関係ない
高卒で就職することに対して多くの不安がある中で、特に学歴について悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
安心してください!!(弊社の職人は、ほぼ高卒者です!!)
一般的に、高卒で就職する場合、大学卒と比べて選択肢が狭くなるというイメージがありますが、職人の世界において学歴はほとんど関係ありません。
重要なのは、技術と経験です。
職人の仕事は、先輩からの指導を受けながら、実務を通して技術を磨き上げていくものです。大学で学んだ理論よりも、現場での経験が重視されるため、高卒であっても、努力次第で一流の職人になることが可能です。
弊社を高卒で入社した小原さんはキャリアを積み、現在職長(現場代理人)を担当していただいています。
小原重信さん
2005年高卒で入社していただき、今年で経験年数19年です。
現在のポジション:職長(現場代理人)
保有資格:登録左官技能者・左官技能検定1級・元請認定マイスター(優良職長) ※その他技能資格多数
基本給(月給):¥300,000
年収(手当・賞与含む):¥6,800,000程度
高卒で早くから職人としてキャリアを積むことは、大卒よりも早く高度な技術を習得し、現場で大きな戦力として活躍できるというメリットがあります。
若いほど左官職人は向いている?
左官職人として一人前になるためには、4年〜10年の期間が必要だと言われています。
もし高卒で左官職人を目指した場合、最短でも4年。同年代の大卒が社会に出る頃には優れた左官職人として成長しています。
また左官職人は利き手に左官鏝、反対の手に鏝板を持ち作業します。
鏝を使用し、材料を適切な厚さで均等に塗るためには手首のしなりが重要なのです。
若ければ若いほど手首は柔軟に動くため、早めに経験を積み作業に慣れることで、施工の質や速さを高められるのです。
そして、早めに実務経験を積むことは、自身のキャリアアップにも繋がります。
国家資格である左官技能士は、実務経験によって受験資格が変わります。3級は6か月程の実務経験か、職業訓練校を学んだ方が対象であり、比較的早く受験資格が与えられます。しかし、2級は2年以上の実務経験、1級は7年以上の実務経験を積んだ方しか受験出来ないため若いうちに実務経験を積み受験するのが良いでしょう。
18歳で高校を卒業した場合、20歳で2級が受験可能になり、25歳で1級が受験可能になります。早めに実務経験を積み、資格を取得することで給料アップが見込める他、転職が有利に運ぶケースもあります。
このように、左官職人を目指すのは早いほど選択肢が増えるのです。
まとめ
如何だったでしょうか。
高卒で社会に出ることには責任が伴います。しかし、その覚悟や早く仕事に携わることはあなたを大きく成長させるでしょう。
また近年、建設業では深刻な人材不足が続いています。そのため、会社は学歴よりも、「やる気」と「学ぶ姿勢」のある人材を求めています。
自分の手で何かを作り上げたい、社会に貢献したいという意欲を持っているなら、学歴に関係ない職人という道を目指すのも一つのキャリアプランです。
職人の世界は、学歴という壁が存在しない、実力主義の世界です。努力次第で、誰もが自分の能力を発揮し、活躍できる場所です。
桑路建塗株式会社は一緒に働く仲間を募集しています。
創業から100年以上の歴史ある会社ですが、昔からの伝統工法も守りつつ、常にその時代にあった最新技術と品質向上に情熱を注いできました。
高卒、未経験の方も心配ありません。私たちは熱意を重視し、未経験者でも丁寧に指導いたします。先輩の職人が基礎からじっくりと教えてくれますので、安心して取り組んでいただけます。
社会保険・建設キャリアアップシステム・福利厚生など従業員の働く環境はしっかりと整備しております。
また高卒・未経験者には研修・育成期間をしっかり設けて技能習得をサポートしています。資格取得の為のバックアップも充実させ、向上心・やる気を応援しています!
プライベートの時間も大事にしてほしいので、休日等の相談も気軽に相談できる環境を整えています!
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