歴史的文化施設 筋堀漆喰仕上げ

筋堀漆喰仕上げは、漆喰を使用した伝統的な左官技法の一つで、表面に細い筋を彫り込むことで独特の模様や質感を作り出す仕上げ方法です。この技法は、建物の内外装に使用され、装飾性が高く、光の加減によって美しい陰影を楽しめるのが特徴です。筋堀仕上げは職人の技術が求められるため、手作りならではの温かみと高級感がある点でも評価されています。

【作業時の課題】
①既設筋塀が風化して色が褪せている状態の復元工事の為、仕上げ色の調合と選定
②仕上げる際、押さえすぎると色ムラが発生するので色ムラにならないように押さえる

【解決方法】
①下地作りから不陸がなるべく無いようきをつけて施工
②漆喰の乾き加減を見極めておさえる

塀はただの仕切りではなく、建物の一部として空間全体の美しさを支えてきた大切な存在です。
そのため、当初の風合いや品格を取り戻し、再び誇れる仕上がりに復元できるように意識しました。

  • 竣工日

    2024年12月

  • 場所

    兵庫県たつの市

  • 施工内容

    筋堀漆喰仕上げ

お客様の声

長年の風雨で傷んでしまった筋塀ですが、見違えるほど美しくなり、家全体の印象も明るくなったと、とてもご満足いただけたようです。
私たちも大変嬉しく思っています。
この度はご依頼頂き、ありがとうございました。

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